愛犬と暮らしていく上で欠かせないことが、しつけです。しつけは早ければ早いほど良いと考える人もいますが、生まれたばかりの仔犬は言われていることを理解できない状態です。しつけを始めるのであれば、脳がある程度発達し、色々なことに興味を示したり人の言葉を理解しやすくなっている3ヶ月頃からスタートすると良いでしょう。ペットショップやブリーダーから仔犬を迎え入れる場合は、既に2~3ヶ月の期間が経過していることが多いため、家に来た時点からしつけを意識しておくことがおすすめです。
犬のしつけで最初にしておきたいことが、名前を教えることです。呼んでいれば、自然に名前を覚えて貰えると考える人もいるでしょう。しかし、同居している家族や家を訪問してくる人によって呼び方が異なれば、どれが自分の名前か分からず、いつまで経っても犬は名前を覚えることができません。それどころか、名前を呼ばれているということすら理解できない状態となることもあるでしょう。愛犬としっかり信頼関係を築きたいのであれば、気分によって呼び名を変える、同居している家族がいる場合は人によって違う呼び方を使うことを避けておくと良いでしょう。自分の名前を覚えて貰うことで、その先のしつけをしやすくなります。
もう一つ、早めに始めておいて損がないしつけが、トイレトレーニングです。トイレの場所を覚えさせるトレーニングとなりますが、重要となるのがトイレの最中に怒らないようにすることです。トイレの仕方を失敗していたとしても、途中で起こると、トイレに対しネガティブなイメージを持つことになります。トイレをすると怒られると感じる状態になれば、必要以上にトイレを我慢したり、ストレスから部屋の様々な場所でトイレをするようになったりするなどの問題行動を起こす可能性が生まれます。上手くトイレができない場合は、愛犬がソワソワしたらトイレに誘導をする、決められた場所で用を足せるようにトイレの周りに囲いを作るなどの工夫をしてみると良いでしょう。